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【1Gbps光ファイバー】1ギガって結局どのくらいの速度?
auひかりを始め多くの光回線では、通信速度が最大1Gbps (1,000Mbps)でサービス提供を行っています。
単純に従来のADSLと比較すると20倍、昔のダイアルアップと比較すると17,857倍の速度です。
しかし、同じ1Gbpsの光回線でも環境や使用している機器によって実効速度が変わるので、『1Gbpsの契約なのに100Mbpsしか出ない…』といった事も少なくありません。
実際に、1Gbpsとはどのくらいの速さなのか目安が分からない方も居るかと思います。
ここでは、実際に1Gbpsの速度がどのくらいなのか解説していきます。
また、速度が速いインターネット回線の選び方についても解説しているので、これからネットに申し込みしたい方は参考にしてください。
回線 | 最大速度 | 特徴 | 詳細 |
---|---|---|---|
1位 NURO光 |
2Gbps(下り) 10Gbps |
|
詳細 |
2位 auひかり |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
3位 ソフトバンク光 |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
4位 ドコモ光 |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
5位 eo光 |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
そもそも1Gbpsとは?
光回線などの通信速度に関する単位として、「bps」という単位を見かけます。
bps(ビーピーエス/bits per second)とは、1秒間に送受信できるデータ量を表したものです。
つまり、コンピュータのデータ量の速度として説明すると、1Gbpsとは
「1秒間に1Gb(1ギガビット)のデータ量を送受信できる速度」
という事になります。
bpsの詳しい知識は別記事「 1Gbpsの「bps」とは?データ通信の速度を表す単位をやさしく解説」で解説していますが、基本的にbpsの前についている数値が大きいほど通信速度が速くなるイメージです。
単位 | 実際の数値 |
---|---|
1G(ギガ) | 1,000,000,000bps |
1M(メガ) | 1,000,000bps |
1k(キロ) | 1,000bps |
1Gbpsのダウンロード時間の目安
PC版 Yahoo!Japan のトップページの容量は約220KBと言われています。
"KB" (キロバイト) とはコンピュータで使用されるデータ量の単位の事です。
しかし、通信速度で使用する "bit" (ビット) とは単位が異なるので、変換してみましょう。
1バイトは8ビットなので、Yahoo!Japanのトップページは
220KB = 1,760Kb
1,760Kb (キロビット)となります。1Gbpsは1,000,000Kbなので、単純にダウンロード時間を計算してみると、
1,760 ÷ 1,000,000 = 0.00176
0.00176 秒で Yahoo!Japanのトップページのダウンロードが完了してしまいます。
これだけでは、あまりにも一瞬すぎて想像がつかないかもしれないので、動画関連で説明してみたいと思います。
例えば、YouTubeの5分間の動画 (解像度 360p) の容量が約40MB (320Mb)だとします。
1Gbpsは1,000Mbpsなので、
320 ÷ 1,000 = 0.32
YouTubeの5分間の動画は0.32秒でダウンロードが完了します。
その他、インターネットで、送受信する事は、ほとんど無いと思いますが、大容量の2層式 DVD 8.5GB (68Gb)だと何秒でしょうか。
これは、YouTubeの5分間分の動画の約200倍以上、Yahoo!Japanの約40,000倍の容量となります。
68 ÷ 1 = 68
大容量 DVD 1本が68秒でダウンロード完了してしまいます。
もちろん、これらのダウンロード時間は、損失が全くない状態で通信を行った場合での速度です。 実際には損失が加わるので、1Gbpsで通信する事はできません。
使っているネットの速度はどのくらい?速度チェックの方法
現在利用しているネット回線の速度は、速度確認サイトなどで確認ができます。
ネットの速度は曜日や時間帯によって大きく落ち込むことがあります。
そのため、混雑していない日中や深夜でも、目安として実測100Mbps程度は欲しいところです。
当サイトでもネットの速度を確認できる機能を付けましたので、気になる方はチェックしてみてください。
「回線種別」を回答してください。
回線 | 最大速度 | 特徴 | 詳細 |
---|---|---|---|
1位 NURO光 |
2Gbps(下り) 10Gbps |
|
詳細 |
2位 auひかり |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
3位 ソフトバンク光 |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
4位 ドコモ光 |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
5位 eo光 |
1Gbps 10Gbps |
|
詳細 |
そもそもインターネットで1ギガは必要?
インターネットの速度はすべてベストエフォートと言われており、最大速度で通信することはできません。
仮に最大1Gbpsのサービスに申し込みしても、実際に1Gbpsの速度は絶対にでないのです。
インターネットの速度は時間帯や環境によって大きく変わってきます。
いくらい最大1Gbpsであっても、場合によっては10Mbpsまで下がってしまうことも珍しくありません。
しかし、インターネットの速度は最大速度が速いほど、実際の速度も出やすくなります。
そのため、最大速度が100Mbpsや200Mbpsの回線を使うよりも、最大1Gbpsの回線を使ったほうが、速度低下が起きにくいと言えるでしょう。
たまに「1ギガ回線なんて一般人には必要の無い速度だ!100メガでも全く支障が無い」と言う人も居ます。
しかし、彼らはたまたま運よく速い回線を使えているだけのため、これからの時代1Gbps以上の回線は必須と言えるでしょう。
光回線 | 1Gプラン | 2Gプラン | 10Gプラン |
---|---|---|---|
ドコモ光 | 〇 | × | 〇 |
ソフトバンク光 | 〇 | × | 〇 |
auひかり | 〇 | × | 〇 |
So-net光 | 〇 | × | × |
ビッグローブ光 | 〇 | × | 〇 |
eo光 | 〇 | × | 〇 |
コミュファ光 | 〇 | × | 〇 |
ピカラ光 | 〇 | × | 〇 |
NURO光 | × | 〇 | 〇 |
10Gプランについては、後述の10ギガ回線は必要?高額でオーバースペック?も参考にしてください。
コロナの影響で1ギガ光回線が必須?
2020年4月の緊急事態宣言で多くの企業が急にテレワークの実施を開始しました。
当初、2020年1月ぐらいからポケットWi-FiなどのモバイルWi-Fiサービスが人気でした。
工事不要で気軽に開通できるため、会社がテレワークを始めた際、待たずに開通できるためです。
そんなか、CMで話題だった「どんなときWi-Fi」を始め、多くのクラウドSIMを使ったモバイルWi-Fi系サービスで障害が発生し、ネットに接続できない問題が多発したのです。
基本的にクラウドSIM系のサービスはMVNOと呼ばれており、ドコモやソフトバンクなどのキャリアから回線を借りてサービスを運営しています。
ただ、事業者ごとに割り当てられている通信資源には限りがあり、急激な通信量の増加に対応できません。
そのため、あまりにもたくさんのユーザーが一斉にネットの利用を始めたため、回線がパンクしてしまったのです。
そんな中、固定のインターネット回線である光回線では全く障害は起きませんでした。
基本的に、光回線は通信資源が豊富で、ユーザーが一斉に通信を始めても耐えられるようになっています。
スマホやポケットWi-Fiの場合、データ容量により通信制限がかかりますが、光回線だと通信制限がかからないのは、通信資源が大きく関係しています。
ただ、光回線でもモバイル回線のように通信障害まで起こらなくても、速度が極端に下がることはあり、最大100Mbpsなどの低速な光回線を使っている場合は、ビデオ会議すら難しい状況になることもあるでしょう。
コロナの影響もあり、最低でも最大速度が1Gbpsの光回線は必須になったと言えます。
また、1ギガ対応の光回線を探している方は速度が速いネット回線の選び方で詳しく解説しています。
LANケーブルによっても実効速度は変わる
意外と知られていないのが、LANケーブルの種類によって実測度が変化することです。
LANケーブルにはカテゴリという規格が存在し、カテゴリによって対応している最大速度が違うため、どれを使っても同じという訳ではありません。
LANケーブルの種類 | 通信速度 | 適合するイーサネット |
---|---|---|
CAT5 カテゴリ5 | 100Mbps | 10BASAE-T 100BASE-TX |
CAT5e カテゴリ5e | 1Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T |
CAT6 カテゴリ6 | 1Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX |
CAT7 カテゴリ7 | 10Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX 10GBASE-T |
CAT8 カテゴリ8 | 40Gbps | 10BASE-T 100BASE-TX 1000BASE-T 1000BASE-TX 10GBASE-T 40GBASE-T |
最大速度が1Gbpsの光回線を契約しているにも関わらず、CAT5以下のLANケーブルを使用していると、理論上は最大でも100Mbpsしかでないことになります。
また、ベストエフォート方式による速度低下を考慮すると、実行速度はかなり低くなることが予想されるでしょう。
一方、CAT6などのケーブルを使用していれば最大1Gbpsに対応しているため、十分な実効速度が期待できます。
LANケーブルで最大1Gbpsの光回線を接続しているにも関わらず、「遅いな…」と感じた場合は、1度LANケーブルのカテゴリを確認してみることをおすすめします。
なお、Wi-Fiルーターを使用しているケースでも、ルーターが古いタイプのものでは、対応している最大速度が1Gbpsの場合があります。
その際も、実効速度がかなり低下してしまう可能性があるでしょう。
LANケーブルで速度が変わる!?カテゴリの種類や違いと選び方を解説
10ギガ回線は必要?高額でオーバースペック?
NURO光やauひかりなど、首都圏を中心に10ギガサービスの提供も行っています。
高額なイメージがありますが、NURO光では通常の2ギガプランに月額プラス-800円で利用可能です。
今後の需要も見込まれて、提供エリアも拡大傾向にありますし、検討しても良いでしょう。
ただし、以下の点で10ギガサービスは注意が必要です。
10ギガサービスの注意点
NURO光の10ギガサービスについては、別記事「 NURO光10Gと2Gを徹底比較!知らないと後悔する決定的な違いとは?」で2ギガサービスと比較して説明しています。
興味がある人は参考にしてください。
10ギガ対応プランのある主な光回線
【注意点1】専用のLANカードの増設が必要なことも
もしも最大10Gbpsの10ギガサービスを最大限活用するなら、パソコン側が10ギガに対応していないいけません。
ゲーミングPCなどでは、対応済みなこともありますが、基本的には自分でLANカードなどを増設する必要があります。
LANカードの増設は、すこし知識は必要ですが、そこまで難しくありません。
規格等を購入前にしっかり調べておこなえば、基本的には普通に利用できるでしょう。
ただし、メーカー製のパソコンやノートパソコンだと増設できないこともあるので注意してください。
【注意点2】有線接続がベスト!対応LANケーブルの見分ける
最近は1Gbpsを超える最大速度のWi-Fiルーターが登場しています。
Wi-Fi6(11ax)の規格に対応しており、製品レベルでの最大速度が4.8Gbpsのルーターも販売されているほどです。
もちろん10ギガサービスをWi-Fiで利用しても良いでしょう。
しかし、最大限10ギガサービスを活かすのであれば、有線接続がベストです。
すでに解説した10ギガサービスに対応したLANカードの他に、LANケーブルも注意してください。
LANケーブルには規格があり、10Gbps以上に対応しているのは、カテゴリ6A以上です。
LANケーブルの見分け方などは別記事「 LANケーブルで速度が変わる!?カテゴリの種類や違いと選び方を解説」で詳しく解説していますので参考にしてください。
【注意点3】複数のパソコンで使うためには専用のハブを用意
基本的にNURO光やauひかりで10ギガサービスの申し込みを行うと、専用のホームゲートウェイが届きます。
このホームゲートウェイは最大10Gbpsに対応したLANポートが付いています。
対応ポートをパソコンに接続することで最大10Gbpsの通信環境が手に入るわけですが、貸し出されるルーターによっては、10Gbpsに対応したLANポートは1つしか付いていません。
他のポートはすべて最大1Gbpsにしか対応していないのです。
そのような場合、複数のパソコンで使うためには専用のハブを用意しなくてはいけません。
【注意点4】スマホ・タブレットでは思ったほどの速度が出ないことも…
パソコンであれば、LANカードを増設したり、LANケーブルの規格を変更したりして、最大10Gbpsの10ギガサービスに対応させることができます。
しかしスマホやタブレットでは、最大10Gbpsに対応させるのは非常に難しいです。
現在のところ、下り最大2Gbpsくらいが限界で、それでも十分早いのですが「せっかく10ギガサービスを契約したのにな…」と思う人もいるでしょう。
たしかに、スマホやタブレットだと、10ギガサービスを利用したところで、パソコンほど速度が速くなった実感はないかもしれません。
ただし、家族全員で同時にネットを利用したときに10ギガサービスの凄さを感じる可能性はあります。
例えば、夕方~夜にかけてはいつもスマホの通信速度が落ちる場合も、最大10Gbpsの10ギガサービスを使っていれば、速度低下が最低限のもので住む可能性もあるでしょう。
正直に言ってしまえば、スマホとタブレットをメインで利用する人は10ギガサービスは不要です。
やはりパソコンで大量のデータ通信を行う人のほうが10ギガサービスの恩恵を実感しやすいでしょう。
しかし副次的にスマホ・タブレッツの利用も快適になることは充分に考えられます。
【注意点5】初期費用・解約金が通常プランより高額なこともある
10ギガサービスでは、初期費用や解約金が高くなることもあります。
高速プランで有名なNURO光でも、以前までは10ギガサービスでかかる初期費用や解約金が通常プランよりも高額に設定されていました。
しかし、現在は初期費用は通常プランと同じですし、解約金もそこまで高くはありません。
10ギガサービスを行っている主な回線の初期費用(事務手数料+工事費)と解約金を見てみましょう。
なお、表の料金は戸建てタイプの金額です。
サービス | 通常プラン | 10ギガプラン |
---|---|---|
NURO光 | 手数料:3,300円 工事費:44,000円 解約金:3,850円 |
手数料:3,300円 工事費:44,000円 解約金:4,400円 |
auひかり | 手数料:3,300円 工事費:41,250円 解約金:4,730円 |
手数料:3,300円 工事費:41,250円 解約金:4,730円 |
ソフトバンク光 | 手数料:3,300円 工事費:31,680円 解約金:5,720円 |
手数料:3,300円 工事費:31,680円 解約金:7,590円 |
ドコモ光 | 手数料:3,300円 工事費:0円 解約金:5,500円 |
手数料:3,300円 工事費:0円 解約金:5,500円 |
eo光 | 手数料:3,300円 工事費:29,700円 解約金:2,400円~5,110円 |
手数料:3,300円 工事費:29,700円 解約金:2,400円~6,200円 |
10ギガプランだからといって工事費が高くなるといったことはありません。
また、工事費は実質無料になることがほとんどですので、2年~3年利用するのであれば工事費のことは気にしなくて良いでしょう。
解約金ですが、2022年7月1日以降の契約の場合は、電気通信事業法改正により最大でも月額料金と同等額しか請求できなくなりました。
10ギガプランは通常プランよりも月額料金が高めに設定されてありますので、解約金も高くなりますが、何万円も高くなるようなことはないので安心してください。
速度が速いネット回線の選び方
速度が速いネット回線にはいくつかの特徴があります。
速度が速いネット回線の選び方
- 光回線を選ぶ!モバイルWi-Fi系は遅い
- 独自回線系の光ファイバーがおススメ
- フレッツ光回線、光コラボはIPoE(IPv6)対応かが重要
まず、ポケットWi-FiなどのモバイルWi-Fi系はいくら最大速度が速くてもおすすめできません。
いくら最大速度が速くても、無線通信のため損失が大きく実際の速度は低下してしまいます。
また、フレッツ回線が使われている光コラボの場合、IPoE(IPv6)に対応しているかも重要なポイントです。
「光コラボって?」という人は、基本的なことを解説している動画あるので参考にしてください。
ポケットWi-Fi・モバイルWi-Fi系は遅い
WiMAXやポケットWi-Fiなどモバイル回線を使ったサービスは工事不要で気軽に導入できるメリットがあります。
しかし、デメリットとして、実際の通信速度が低下する可能性が高いです。
近年では1ギガ回線など、最大1Gbpsを超えるサービスも登場しています。
また、5G (第5世代)テクノロジーでは最大10Gbpsを目指してサービス提供が進んでいるため、一見「光回線は不要では?」と思われるかもしれません。
ただ、モバイル回線を使ったサービスの場合、必ずデータ容量の制限があります。
たまに、無制限プランなどを紹介しているサービスもありますが、期間限定だったり何かしらの条件が付いている事がほとんどです。
実際に、5G通信でデータ容量の増加が見込まれており、大手キャリアでは光回線+Wi-Fiとの併用を推奨してほどです。
また、モバイル系は無線通信技術を使っているため、信号の劣化が激しく、実測値が大きく低下します。
同じ1ギガ回線であれば、光回線の方がはるかに快適にインターネットを利用できるでしょう。
現状、インターネット回線に速度を求めるのであれば、光回線が最もお勧めです。
独自回線系の光ファイバーがおススメ
現在、光回線サービスの多くがNTTフレッツ光の回線が使われている光コラボです。
プロバイダ側としては、NTTがすべて回線を提供してくれるので設備投資が安易な点があります。
しかし、フレッツ光回線は元々プロバイダ設備とネットワークが切り離されています。
フレッツ網からプロバイダへの接続を行う際、混雑ポイントが発生してしまうデメリットが存在するのです。
そのため、速度に拘るのであれば、独自のネットワーク網を使っている回線がおススメです。
回線名 | 平均速度 |
---|---|
NURO光 | 下り:475.92Mbps 上り:411.01Mbps |
auひかり | 下り:376.05Mbps 上り:270.56Mbps |
eo光
※関西限定 | 下り:450.41Mbps 上り:295.7Mbps |
コミュファ光
※東海地方限定 | 下り:673.93Mbps 上り:360.63Mbps |
これらの回線は物理的な光ファイバーはNTTのケーブルを使っている場合があります。
しかし、宅内機器や局舎内機器、ネットワーク網まですべて自前で用意しているので、フレッツ光や光コラボのような混雑ポイントが存在しません。
フレッツ回線、光コラボはIPoE(IPv6)対応が重要
速度を重視する場合、基本的にはNURO光やauひかりと言った独自回線系のサービスがおススメです。
しかし、これらの回線ではエリアが限られていたら、導入工事へのハードルが高く、場合によっては導入できない事もあるでしょう。
その場合、NTTのフレッツ光を使うことになりますが、フレッツ回線を選ぶ際、以下のことに注意が必要です。
NTTフレッツ回線を選ぶ時の注意点
- 光コラボ事業者を選択
- IPoE(IPv6)接続対応プロバイダを選ぶ
光コラボとはNTT以外の事業者がフレッツ光の設備を丸ごと借りて提供を行う、卸売りサービスの事です。
代表的な例だと、 ドコモ光 や ソフトバンク光 、 So-net光 などが有名でしょう。
特徴として別途プロバイダ契約が必要無く、月額料金を安く抑えられます。
また、回線によってはスマホとのセット割が提供されるのが最大もメリットでしょう。
その他、光コラボはマンションなどでもお勧めです。
マンションなどの集合住宅では、フレッツ光やBフレッツの設備が入っている物件が多いでしょう。
このような場合、「フレッツ光しか使えないの?」と思われる方もいると思います。
しかし、このような物件ではフレッツ系サービス以外に、光コラボサービスもすべて利用可能です。
また、マンション自体フレッツに対応しているので、導入にあたって管理会社や大家さんへの許可は必要ありません。
また、独自回線系の光ファイバーがおすすめでも解説した通り、フレッツ光や光コラボサービスではプロバイダへの接続時に混雑ポイントが発生し速度低下を招く可能性があります。
これを解決してくれるのがIPoE(IPv4 over IPv6)と呼ばれる接続方式です。
このIPoE接続は既存のプロバイダ設備を通さずに、VNEと呼ばれる事業者を通して直接インターネットに接続できます。
そのため、従来の混雑ポイントを避けて通信が可能なため、通信速度が向上すると言われているのです。
詳しいことを動画で解説していますので参考にしてください。
光回線 | IPoEサービス名称 |
---|---|
GMO × ドコモ光 | v6プラス |
OCN インターネットドコモ光 | OCNバーチャルコネクト |
So-net光 | v6プラス |
ソフトバンク光 | IPv6高速ハイブリット |
ビッグローブ光 | IPv6オプション |
速度が速いネット回線ランキング
1位 NURO光
最大速度 | 2Gbps(下り)/10Gbps |
---|---|
実測値 |
※みんなのネット回線速度より |
料金 | 60,000円 戸建て、マンションミニ共通 |
キャンペーン特典 | ・60,000円キャッシュバック ※オプションで最大20,000円プラス ・2ヶ月間のお試し特典 公式ページ限定 |
スマホセット割 | NUROモバイル SoftBankスマホ |
NURO光のメリット
- 下り最大2Gbpsの高速回線
- eスポーツの大会でも使われている信頼性
NURO光のデメリット
- 提供エリアが狭い
- 工事が2回!開通まで時間がかかる
一般的な光回線の場合、通常のコースは最大1Gbpsです。
しかし、NURO光は2013年のサービス開始当時、世界で初めて下り最大2Gbpsの速度で提供を開始しました。
通常の光回線よりも速度が速い上に、安定性にも優れている事から、eスポーツの大会でも採用されるほどの信頼性があります。
ただ、NURO光にはいくつかのデメリットも存在します。
まず、提供エリアが狭く、利用できる地域が限られている事です。
NURO光の提供エリア
- 北海道…石狩市、恵庭市、江別市、小樽市、札幌市、千歳市
- 関東…茨城県、群馬県、千葉県、埼玉県、東京都、神奈川県、栃木県
- 東海…愛知県、静岡県、岐阜県、三重県
- 関西…大阪府、兵庫県、京都府、滋賀県、奈良県
- 中国…広島、岡山
- 九州…福岡県、佐賀県の一部
また、工事は宅内工事と屋外工事の2回に分かれて行われます。
そのため、開通まで早くても1ヶ月、場合によっては3か月ほどかかる場合もあるのです。
また、別記事「 NURO光10Gと2Gを徹底比較!知らないと後悔する決定的な違いとは?」で解説していますがNURO光では最大10Gbpsの10ギガサービスも提供しています。
●詳細: NURO光公式キャッシュバック特設ページ
2位 auひかり
最大速度 | 1Gbps/10Gbps |
---|---|
実測値 |
※みんなのネット回線速度より |
料金 |
ホーム:5,390~5,610円 |
キャンペーン特典 |
月額割引&キャッシュバック ※ So-net auひかり公式 の場合 |
スマホセット割 | au携帯・スマホ |
auひかりのメリット
- 夜間・休日などの混雑に強い
- マンションVDSL配線でも速いG.fastに対応
- 10ギガプランへの申し込みが安易
auひかりのデメリット
ドコモ光やソフトバンク光などの光コラボの場合、完全にNTTフレッツ光の設備に依存しています。
しかし、auひかりはKDDIの独自回線なので、混雑に強い特徴があります。
ホームタイプでは1ギガプランに対応していますが、特定のエリア限定で10ギガ/5ギガプランも利用可能です。
すでにご紹介したNURO光の場合、2ギガサービスと10ギガサービスで回線の設備自体全く違うため、別サービスとして提供されています。
そのため、初期工事費や解約金が高く設定されているデメリットがありました。
auひかりの場合、10ギガ/5ギガはオプションとして付加する事ができます。
提供エリアは限られていますが、以下の追加料金を払うだけで、10ギガ/5ギガに申し込みすることも可能です。
プラン | 追加料金 |
---|---|
auひかりX (10ギガ) | 1,408円/月 |
auひかりV (5ギガ) | 550円/月 |
auひかり10ギガ/5ギガに関しては、別記事「 auひかり10G/5Gが使えるエリアの確認方法を解説!拡大予定はある?」でも解説しています。
●詳細: So-net auひかり公式ページ
●関連記事
【警告】auひかり高額キャンペーンの罠!11万キャッシュバックは損をする?
WEB入力フォームを徹底解説!So-net auひかりを公式で申込む際の疑問点
3位 ソフトバンク光
最大速度 | 1Gbps/10Gbps |
---|---|
実測値 |
※みんなのネット回線速度より |
料金 |
|
キャンペーン | 25,000円キャッシュバック ※ ソフトバンク光Yahoo!公式 の場合 |
スマホセット割 | Softbank携帯・スマホ |
ソフトバンク光のメリット
- IPv6高速ハイブリットで混雑を避けられる
- IPv4ポート制限を受けない
- 提供エリアが最も広い
ソフトバンク光のデメリット
- IPv6高速ハイブリットを使うために光BBユニット月額550円が必要
ソフトバンク光はNTTフレッツ光の設備を丸ごと使った光コラボサービスです。
そのため、基本的にフレッツ光が使えるエリアであれば、利用できます。
また、マンションなどの集合住宅でもフレッツ光(Bフレッツ)対応であれば、ソフトバンク光も無条件で使えるのです。
フレッツ光が対応している集合住宅であれば、導入にあたって管理会社や大家さんへの許可はいりません。
そのため、提供エリアや開通のし易さでは、NURO光やauひかりよりも有利でしょう。
速度に関しても、光コラボの中では特におすすめです。
IPv6高速ハイブリットを利用することで、混雑を避けてインターネットに接続することができます。
また、IPv4のポート制限を受けないのも大きなメリットです。
オンラインゲームやペット用のネットワークカメラなど、ポートの開放設定が必要な場合があるでしょう。
プロバイダによっては、IPoE接続を使うことで、ポート開放に制限があるため、接続が不安定になることがあります。
ソフトバンク光であれば、ポート制限がないため、オンラインゲームやネットワークカメラを使う方におすすめです。
●詳細: ソフトバンク光Yahoo!公式ページ
4位 ドコモ光
最大速度 | 1Gbps/10Gbps |
---|---|
実測値 |
※みんなのネット回線速度より |
料金 |
|
キャンペーン | 最大100,000円キャッシュバック ※ GMOとくとくBB の場合 |
スマホセット割 | docomo携帯・スマホ |
ドコモ光のメリット
- v6プラスで混雑を避けられる
- 高速Wi-Fiルーター無料
- 提供エリアが最も広い
ドコモ光のデメリット
- ポート開放には向かない
ドコモ光は20社以上のプロバイダに対応していますが、どのプロバイダを選ぶかで速度に違いがでてきます。
GMOが採用しているv6プラスはKDDIやBIGLOBE、@niftyなどが出資しているIPoEサービスです。
GMOでは公式ページで平均速度を公開しており、速度面で評判が高いプロバイダと言えます。
全国的に200~300Mbps程度の速度が出ているため、基本的にはどんなサービスでも快適に利用できるでしょう。
また、v6プラスで接続を行うためには、MAP-Eと呼ばれる技術に対応したルーターが必要です。
GMOではv6プラス対応の高速Wi-Fiルーターを永年無料で貸し出ししています。
ただ、v6プラスの欠点としてポート開放で使えるポート番号に制限があります。
ネットゲームなどで特定のポートしか使えない場合など、開放ができない場合もあるでしょう。
もし、光コラボ回線でポート開放をしたい場合、すでに紹介した ソフトバンク光 がおススメです。
●詳細: ドコモ光×GMOとくとくBB
5位 eo光
最大速度 | 1Gbps |
---|---|
実測値 |
※みんなのネット回線速度より |
料金 |
|
キャンペーン |
月額料金大幅割引 |
スマホセット割 | au携帯・スマホ |
eo光のメリット
- 独自ネットワークで混雑に強い
- テレビやNetfliとのセット割
- auひかりの代替え回線として使える
eo光のデメリット
- 関西限定
eo光は関西電力が提供している光回線なので、関西でしか利用できません。
ただ、auスマホとのセット割が使えることから、auひかりの代替え回線として利用可能です。
auひかりを提供しているKDDIはeo光と業務提携を行っているため、基本的にeo光が使えるエリアではauひかりが使えません。
つまり、関西エリアでauひかりを使いたければ必然的にeo光を申し込むことになります。
auひかりの代替えとして付けると言っても、スペック的にはeo光の方が有利です。
多くの速度測定サイトでも、基本的にeo光の平均速度がauひかりを上回っています。
また、料金的にも割引率が高く、格安で高速回線を使うことができるため、非常にコスパが良い回線と言えるでしょう。
●詳細: eo光公式ページ