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ドコモ光マンションタイプは速度がでない?原因と対策を解説
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マンションに住んでいる方の中には、家の光回線が遅いと感じている方がかなり多いようです。
実は、マンションでドコモ光やフレッツ光等を利用する時の速度は、配線方式と利用するプロバイダに大きく依存しています。
■光回線の速度を決める要素
- 配線方式:利用する配線の種類で100Mbpsか1Gbpsかが決まる
- プロバイダ:プロバイダ自体の混雑具合やIPv6対応かで速度が異なる
そこで今回は、ドコモ光をマンションで使う場合の速度について詳しく解説します。
ドコモ光のマンションタイプは配線方法によって速度が決まる

ドコモ光をマンションで申し込む場合、マンションのMDF室(主配電盤)まではNTTの光ケーブルが引き込まれますが、MDF室から各部屋まではマンションの設備を利用して配線されます。
つまり、建物に導入済みの配線方法によって、ドコモ光の速度が決まるのです。
配線方式 | 最大速度 | 概要 |
---|---|---|
VDSL方式 | 最大100Mbps | 電話線を利用 |
LAN配線方式 | 最大100Mbps | LANケーブルで配線 |
光配線方式 | 最大1Gbps | 光ケーブルで配線 |
ドコモ光マンションタイプでは、フレッツ光と同じ3つの配線方式があります。
上記の表を見てわかる通り、光配線方式のマンションならドコモ光の最高速度である最大1Gbpsで利用できます。
一方、VDSL方式やLAN配線方式の場合、最大100Mbpsしか速度が出ません。
実際の速度も5Mbps前後になることが多く、最近のスマホより遅く感じる可能性が高いでしょう。
VDSL方式
VDSL方式のマンションでは、MDF室から各戸までの配線は既設の電話回線を利用します。
そのため、ほとんどの物件はVDSL方式に対応できるため、マンションの配線方式としては1番多いと言えるでしょう。
ただ、電話線を利用するということは、ADSLのように距離による速度減衰が大きくなってしまいます。
ドコモ光を引き込む物件がVDSL方式しか対応していない場合、通信速度の向上を目的にドコモ光を利用するのは避けた方が良いかもしれません。
逆に、データ量の節約やドコモ光セット割による通信コストの削減目当てなら、VDSL方式でも迷わずドコモ光を選ぶのがおすすめです。
また、ドコモ光やフレッツ光などNTT系列の設備はVDSL方式の物件でも、NURO光やauひかりは光配線方式で導入されている物件もあります。
他社の光回線ではドコモ光セット割は適用できませんが、回線速度を重視したいのであれば、試しにエリア検索をしてみても良いでしょう。
NURO光のマンションのエリア確認方法については、別記事の NURO光マンションのエリア確認方法は?対応可否とキャンペーンも解説をご覧ください。
LAN配線方式
LAN配線方式は、マンションのMDF室から各戸までLANケーブルを配線したものです。
電話回線を使うVDSL方式と最大速度は同じ100Mbpsですが、実際に利用すると10Mbps前後とVDSL方式より速度が安定します。
地域によってはスマホの実行速度とトントンになるので、Wi-Fi接続で速度が落ちるといった症状も起こりにくいでしょう。
光配線方式
光配線方式のマンションでは、MDF室から各戸まで全て光ケーブルで配線されています。
そのため、ドコモ光の最高速度である最大1Gbpsを最大限まで活かしやすい配線方式であると言えるでしょう。
実効速度も30〜50Mbpsほどであるケースも多く、4G通信よりもWi-Fiの方が快適になる可能性が非常に高いです。
また、パソコンでネットゲームをプレイする方でも、速度に不満を感じることはほぼないでしょう。
マンションの配線方式を確認する方法

ドコモ光はフレッツ光と同じ配線を利用しているため、マンションタイプの配線方式は、フレッツ光の公式サイトで確認可能です。
フレッツ光は、どの配線方式かによって月額料金が変動するため、申し込み前にチェックしておきましょう。
お住まいの地域がNTT東日本およびNTT西日本のどちらに属するかによって、配線方式の確認方法が異なります。
【ドコモ光導入】対応マンションを確認する一番簡単な方法|エリア検索
NTT東日本エリアの配線方式確認方法は?
NTT東日本のエリア内にお住まいの場合は、以下の手順でマンションの配線方式を確認できます。
■NTT東日本エリアの配線方式確認手順
- NTT東日本のフレッツ公式サイトにアクセス
- 郵便番号を入力して「郵便番号から確認」に進む
- 住所を選択して「次へ」に進む
- 番地を選択して「次へ」に進む
- 集合住宅を選択して「次へ」に進む
- 物件名を選択して「次へ」に進む
- フレッツ光の申し込み可能プランをチェックする
この画面に表示された内容によって、ドコモ光で利用できる配線方式が分かります。
- フレッツ光ネクスト マンションタイプ:VDSL方式 or LAN方式・最大100Mbps
- フレッツ光ネクスト ギガマンション:光配線方式・最大1Gbps
NTT西日本エリアの配線方式確認方法は?
続いて、NTT西日本のエリア内での配線方式を確認方法を解説します。
■NTT西日本エリアの配線方式確認手順
- NTT西日本のフレッツ公式サイトにアクセス
- 郵便番号を入力して「確認」に進む
- お住いの住所を選択
- お住いの番地を選択
- 物件名を選択
- 選んだ住所に間違いがないか確認して「この住所で判定します」に進む
- 表示されたプランをチェックする
すべての手順を進めると、画面内にマンションの配線方式および適用できる料金プランが表示されます。
- フレッツ光ネクスト マンションタイプ(VDSL方式)
- フレッツ光ネクスト マンションタイプ(LAN方式)
- フレッツ光ネクスト・スーパーハイスピードタイプ隼(光配線方式)
回線速度は100Mbps→1Gbpsに変更は可能?
マンションの配線方式を確認したとき、VDSL方式やLAN配線方式であれば、利用できる回線速度は最大100Mbpsです。
「1Gbps欲しいのに、マンションの配線が対応していない…」と諦めてしまう方も多いでしょう。
しかし、VDSL方式およびLAN配線方式のマンションでも、最大1Gbpsでインターネットが利用できるかもしれません。
■最大1Gbpsを利用するためには?
- マンションオーナーに光配線方式を導入してもらう
- ドコモ光ホームタイプを契約する(3F以下限定)
マンションオーナーに光配線方式を導入してもらう
マンションに光配線方式が導入されていない物件であれば、マンションオーナーと交渉して光配線方式を導入してもらうのがもっとも有効でしょう。
最近はスマホ利用者が増え、VDSL方式やLAN方式では速度が伴わないために、このような要望が通るケースも多くなっています。
もちろん、マンションの経営者の判断に依存するため、確実に導入できる保証はありません。
いざ導入となっても、大掛かりな工事が必要であれば、実際に契約できるのは半年〜1年後になってしまうこともあるでしょう。
しかし、何もアクションを起こさなければ配線環境が変わることはありません。
ドコモ光しか選択肢がなく、1ギガ回線を利用したいという方は、ダメ元でも一度交渉してみるのをおすすめします。
ドコモ光ホームタイプを契約する
ドコモ光では、条件を満たせばマンションにホームタイプを契約できます。
■マンションでホームタイプを契約する条件
- 地上3階以下の階層であること
- マンションオーナーに壁の穴あけ許可をもらうこと
ホームタイプを契約すると、利用料金は1戸建と同じ金額です。
そのため、マンションタイプに比べれば毎月の料金が若干割高になってしまうでしょう。
ドコモ光の料金については、別記事のドコモ光の料金を分かりやすく徹底解説をご覧ください。
ホームタイプを導入した場合、ホームタイプと同じく電柱から部屋まで直接光ケーブルを引き込むため、通信速度も最大1Gbpsで利用できます。
料金プラン | 月額料金 |
---|---|
タイプA | 5,720円 |
タイプB | 5,940円 |
光ケーブルの引き込みは、主にエアコンダクト等の既に空いている穴を流用して行うことが多いです。
ただ、使えそうな穴がない場合や電柱との配置が悪い場合、部屋の壁に直径1cm程度の穴を空ける必要があるかもしれません。
どの施工方法になるかは工事のときにならないと分からないので、マンションにホームタイプを契約する場合は、必ずオーナーに穴あけの許可を取るようにしましょう。

ドコモ光マンションの速度を左右するIPv6とは?
冒頭でお伝えした通り、速度の速いプロバイダを選ぶ基準は、料金プランではなくIPv6に対応しているかが大切です。
パソコンやスマホで通信する時、必ずIPアドレスというネット上の住所が割り振られます。
IPv6は、ネット上の住所を発行するインターネット上の規格のことです。
これまではIPv4アドレスが利用されてきましたが、IPv4で利用できるIPアドレスは約43億個という上限が設けられています。
最近はスマホの爆発的な普及だけでなく、パソコン・テレビ・ゲーム機など様々な製品がネット接続するようになり、IPv4アドレスの通信網は大渋滞中であると言えるでしょう。
そこで登場したのがIPv6です。
IPv6では、最大340潤(340兆×1兆×1兆)個ものIPアドレスが管理できるため、事実上IPアドレスが枯渇して混雑することはありません。
このIPv6アドレスを利用したプロバイダを利用することで、混雑することなくスムーズに通信できるようになり、通信速度が速くなるのです。
現在では、ドコモ光の提携プロバイダは全てIPv6に対応しています。
しかし、IPv6でも通信方式が複数あるため、少しでも通信速度を確保するならプロバイダは慎重に選びましょう。
IPv6には3つの通信方式がある
ドコモ光の対応プロバイダは全てIPv6に対応していますが、IPv6には3つの通信方式があります。
同じIPv6でも、少しでも速い通信方式に対応したプロバイダを選ぶことで、より快適に利用できるようになります。
■IPv6の通信方式
- IPoE
- PPPoE
- v6プラス(IPoE+IPv4 over IPv6)
IPoEについて
IPv6 IPoE通信はネイティブ方式と呼ばれ、従来のPPPoE方式のようなプロバイダでの認証作業せずにインターネットに接続できます。
認証待ちによるタイムロスがないため、IPoE方式はかなり速い通信速度を実現します。
その代わりネイティブ事業者(VNE)を介して接続する必要があり、IPoE方式に対応しているルーターが必要になることに注意が必要です。
PPPoEについて
IPv6 PPPoE通信はトンネル方式と呼ばれ、IPv4通信でも使われてきた通信方式です。
インターネットに接続するために、必ずプロバイダを通した認証が必要となることから、プロバイダの混雑具合が通信速度の低下に直結してしまいます。
そのため、IPv6通信の中ではPPPoEが1番遅くなる可能性があるのです。
ドコモ光で遅いと感じている方は、結構な割合でPPPoE接続のプロバイダを利用しています。
フレッツ光からの転用で、どうしてもプロバイダ変更ができないという方以外は、IPoEやv6プラス対応のプロバイダを選んだ方がいいでしょう。
v6プラス(IPoE+IPv4 over IPv6)について
v6プラス(IPoE+IPv4 over IPv6)では、基本的な接続方法はIPoEと同じです。
IPoEとの違いは、接続先がIPv4のみ対応の場合でも、VNE事業者が自動的にIPv4に変換して通信できるようにしてくれることです。
また、VNE事業者から自宅まではIPv6通信を行うため、IPv4のみで接続するより高速化されることに。
結果的に、v6プラス対応のプロバイダを利用することが、ドコモ光を1番速くすることにつながります。
- ドコモ光のプロバイダは全てIPv6対応
- IPv6対応プロバイダの中でもv6プラス対応プロバイダが1番速い
IPv6対応のおすすめプロバイダは?
ドコモ光のv6プラス対応プロバイダの中でも、とくにおすすめなのは GMOとくとくBB
です。
GMOとくとくBB
では、先ほど解説したIPv6に対応しているのはもちろん、IPv6対応の高性能Wi-Fiルーターを永年無料でレンタルしてくれます。
Wi-Fiルーターは、月額500円程度でレンタルしているプロバイダが多いため、速度を重視したい方はもちろん、毎月の料金を少しでも抑えたい方にもおすすめです。
また、キャンペーンサイトからの申し込みで最大100,500円のキャッシュバックも受け取れるため、すこしでもお得にドコモ光をはじめたい方にもぴったりでしょう。
GMOとくとくBBについて詳しくは、別記事「 」もあわせてご覧ください。
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ドコモ光マンションの速度まとめ

今回はドコモ光マンションタイプの速度を決める2つの要素「配線方式」と「プロバイダのIPv6対応」について解説しました。
ドコモ光マンションの速度を決める1番大きな要素はマンションの配線方式でした。
■マンションの配線方式
- 光配線方式:最大1Gbps
- VDSL方式:最大100Mbps
- LAN配線方式:最大100Mbps
配線方式の変更はマンションオーナーとの交渉が必要となり、希望に沿わない可能性も多々あるものです。
しかし、お住いが3階以下なら、ホームタイプを契約することでも解決できます。
また、ドコモ光のプロバイダは総じてIPv6に対応していますが、採用している通信方式がプロバイダによって異なります。
■IPv6の通信方式
- v6プラス:IPv6でも最高速度、IPv4も自動変換で速い
- IPoE:IPv6相手なら速いが、IPv4は遅くなる
- PPPoE:IPv6中もっとも遅い
ドコモ光のプロバイダを選ぶときは、v6プラス対応プロバイダから選ぶのが1番でしょう。
中でも高額キャッシュバックを実施しているプロバイダなら、速くてお得に契約できるのでおすすめです。
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